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 自転車と道路

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 錦帯橋
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 4月5日。木。曇り。廿日市。884/57キロ。平野氏宅泊。

 

 時間があったのと、PHSの修理をしたかったので、後戻りになるが錦帯橋を見に行った。13歳のとき満州から引き揚げ、この近くの広島県大野町と言う所で、一年程親類のお世話になった。今日はそちらで宿のお世話になる。そのとき、父と弟と錦帯橋に遊びに来たことがある。

 

 お太鼓の 橋も桜の 帯結び

 

 PHSをポケットから落として、裏蓋の留め金部分を変形させてしまった。その所為か充電が上手くいかない。騙し騙し使っていたのだが、ついに電源SWまで入らなくなった。

 私の携帯電話会社ウィルコムは、通話エリアも狭く、会社も小さくて不便なのだが、パソコンに使い放題で繋げるのは、ここしかない。かなり後戻りして、やっとウィルコムの取扱店を見つけたら、「定休日」。仕方ない。auの取扱店に入った。

 変形部分は分かっているのだが、小さ過ぎて老眼では手に負えない。

 「今度買うときはauにしますから」と、もみ手をしながら泣きついたら、笑いながら引き受けてくれた。しかし携帯電話なんて、便利な物が出来たものだ。

自動車も一昔前は思いもよらなかった代物。ただ自動車社会の到来は、先に道路の充実があったことを忘れてはならない。

 1956年 「日本の道路は信じられないほど悪い」世界銀行調査団報告。一般家庭に自動車は無い。

 1960年 世界銀行から借金をして道路整備が進む。      

 1964年 道路整備。東京オリンピック。パブリカ1000ドルカーの登場。

 1972年 我が家も車を買う。

 今自転車の視点から見たら、日本の道路は信じられないほど悪い。自動車中心に作られている道路は、無い方が安全という歩道が申し訳に作られ、現実は自転車=危険、なのだ。その歩道も遠慮しながら走っている。本来自転車は最も安全な乗り物である。環境問題もエネルギー問題も、人間を粗末にしては、何も無い。自転車の復権は、人間の復権である。

 その為にも、自転車道路の整備は急務である。

 

 

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