2018年10月12日

             天蒼し牛も羊も風の中

             天蒼蒼、野亡亡

 2018年10月11日

             残り香の中に一輪秋の菊

             コスモスがまだ咲いている。

2019年10月10日

             あの人もこの人も亡し秋の夜

             皆去った

2018年10月9日

             かきむしる消えた思いや秋深し

             思い出せないこと、思い出したくないこと・・

2018年10月8日

             

         人の世の 実りの秋か 錦色

             恵まれた人生とも言える


2018年10月7日

            

         秋風よ 情けあらば そっと吹け


             秋風にも哀れを乞う 

                    

2018年10月6日

         一年を一日で過ぎる秋の風

             一年が早い。

            
2018年10月5日

            踏み外す段の足下秋の風

            最近足下がおぼつかない

          
2018年10月4日

            千字文灯火の下に筆おろす

             八十の手習い。

2018年10月3日

             笛の音に葡萄携え友が来る

             尺八を習いたいという人が来た。

2018年10月2日

             月蒼し吠えるが如く笛を吹く

             最近は尺八がよく鳴る。

2018年10月1日

             建国の祝いの休み菊薫る
             
             今日は中国の国慶節、建国六十周年。

  
2018年9月30日

         豆腐汁 秋茄子を添え 肉饅頭

             豆腐汁と肉饅頭は朝食の定番。

2018年9月29日

            湯上がりに足をもませてもの思う

            秋はやはりもの思う季節

2018年9月28日

          団欒も無く月餅を一人食う

             ひたする寂し

                          
2018年9月27日

            男の子あり一人トランプ長き夜

            フリーセルにのめり込む。

018年9月26日

            うつろいの幕に戦く夜深し
            
            いつかは閉じる幕。

2018年9月25日

            清貧を餌に八十路の馬肥ゆる

            貧乏のお陰で空元気

2018年9月24日

            仲秋や雲間の月を独り観る

            お招きを受けていたのだが、先方に急病人が出た。

 
2018年9月23日

            月餅を肴に手酌の濁り酒

            肴良し。独り酒も良し。負け惜しみでなく。

2018年9月22日

            月餅を提げて童が訪ね来る

            囲碁を教えている子供が月餅を持ってきてくれた。

2018年9月21日

            秋風やダウンのコート着初めする

            冬支度の始まり。

2018年9月20日

            菜園にわずかの薯や畝揃え
            収穫も終わった。

2018年9月19日

            いつの間に寒くなったか秋の風

            ここ瀋陽の秋は短い。

2018年9月18日

            918 歴史の風や肌寒し

            1932年9月18日、ここ瀋陽で歴史が動いた。

 
2018年9月17日

            秋深し烏鷺に淫してよが白む

            ネット囲碁、気がついたら明けがた六時。

2018年9月16日

            平頂山恨みを鎮めん菊の花

            今日は撫順の平頂山惨劇の日。

       
2018年9月15日

            散り急ぐ君の季節を秋の菊

            コスモスも終わる。

2018年9月14日

            手を伸ばす老女の頭に落ち葉散る

            大原街で買い物。見たくない物を見た。

 
2018年9月13日

            生業のゴミの車に秋の蠅

            蠅も元気が無い。

  
2018年9月12日

            健康の秋や広場に踊りの輪

            今中国は、広場ダンスが流行だ。

2018年9月11日

            情熱のカンナも涼し風の中

            街路のカンナも色褪せた。

2018年9月10日

            教師節季節外れの桃杏

            今日は教師節。桃李満天下。

2018年9月9日

            秋深し出さぬ手紙の筆を取る

            出せぬ手紙と言うべきか。

           
2018年9月8日

            うつろいの風に八卦見竹鳴らし

            中国の易者はよく当たる。

2018年9月7日

            北陵や清朝の御霊木々を染め

            ここは北陵公園から近い。
2018年9月6日

            天高し少し気になる腹回り

            食欲旺盛

 
2018年9月5日

            空蒼し宇宙の風に羊群れ

            天蒼蒼 野茫茫 風吹風低 見牛羊

2018年9月4日

            秋風や過越し方へ吹き抜ける

            秋は寂しさへ誘う

2018年9月3日

            唐土の雲間に八十路の流れ星

            まさに流れ星人生。

         
2018年月2日


            鏡中の友と酒汲む秋深し

            酒は一人静かに飲むものか。

2018年9月1日

            偽りの秋も装いポプラ道

            並木に黄色い葉が見え始めた。

           
2018年8月31日

         
足もみてうたた寝まどろむ秋更ける
 

            銭湯で足マッサージを受けた。

2018年8月30日

            南海の台風の雲唐土へ

            台風もグローバルだ

2018年8月29日

            向日葵や夏の名残の種残し

            長いようで短い夏が終わった。

            
 2018年8月28日

          塩もみのしなびた胡瓜で一人酒

          男の子ありて一人胡瓜を食らう。

2018年8月27日

            手すさびの笛の音に浸る秋の夜

            最近は尺八がよく鳴る。

 
2018年8月26日

            長き夜烏鷺野遊びに窓白む

            ネット囲碁に淫していけない。

2018年8月25日

            焼き茄子の寡料理や白い酒

            焼き茄子は、料理と言うほどでもないが、得意料理。
            
2018年8月24日

            幼顔野菊の香り残し去る

            ちょっと気になる可愛い子

2018年8月23日

            コスモスや翁手をとりそぞろ行く

            偕老同穴。

2018年8月22日

            菜園の隅に一輪秋の菊

            まだ咲いたばかりか。
            
2018年8月21日
           風涼し頭も涼しボケ始め

            老眼鏡を探し回る。

2018年8月20日

            秋雨や上着の袖が長くなり

            ここは8月が雨期だ。

2018年8月19日

            秋風や焼き肉パーティーハイキング

            職場の家族ハイキングがあった。

2018年8月18日

            立ち枯れの芍薬に降る雨細し

           夏を代表した美女も哀れ。

2018年8月17日

            天ノ川亡妻へ会う橋架けて

            今日は旧暦の七夕

2018年8月16日

            窓の風布団引き寄せ秋を知る

            瀋陽はしっかり秋だ。

2018年8月15日

           国破れ異国の丘に母眠る


           敗戦から73年。

2018年8月14日

            綿雲をちぎりちぎりて唐へ飛ぶ

            台風15号が発生している。

2018年8月13日

           甲子園熱球を背に旅支度

           明日からまた瀋陽へ行く。

2018年8月12日

            浜風が運ぶサヨナラホームラン

           済美が逆転サヨナラ満塁ホームランで勝つ。

2018年8月11日

            チアガール暑さも蹴飛ばす白い脛

            軽やかな舞が涼を呼ぶ

2018年8月10日

            ハンドルに火照る匂いや夏の道

            アスファルトの照り返しがきつい。

2018年8月9日

            長崎の鐘に祈りの原爆忌

            73年前の今日長崎に原爆

            
1218年月8月8日

            平成に名残を惜しむか遍路笠
            
            今年は平成最後の年

2018年8月7日

            名ばかりの秋や伊予路に遍路笠

            今日は暦の上では立秋。

2018年8月6日

            ピカドンの猛暑戦後の熱冷めず

            今日は広島の原爆記念日。

2018年8月5日

            百回の節目の幕開け甲子園

            今年は百回目の記念大会。

2018年8月4日

            同期会また一人減る蝉時雨

            いつまで続くか月々の集まり。

2018年8月3日

            ゴミ袋ボトル片手に遍路行く

            お遍路さんも水分補給は欠かせない

2018年8月2日

            夏空や赤い巨星が光り増

            今年は火星が大接近

2018年8月1日

            熱帯夜眠れぬ夜を泣き明かす
            
            まだクーラーを着ると寝苦しい

2018年7月30日

            時ならぬ迷子台風涼運び
            
            異例のコース異例づくめの12号台風。
2918年7月29日

            笛吹きて涼を求める石清水

            私の下手な尺八では却って暑くなる。

2018年7月28日

            列島は花火の空に月隠れ

            15年振りの皆既月食

2018年7月27日
            
            カンカン照り健児の夢が一つ消え

            全国高校野球愛媛県決勝は済美が勝って新居浜が負けた。

2018年7月26日

            ネット碁に斧を腐らす夏の宵
  
            一日パソコンの前に座る。[爛柯]は、囲碁の別称。
[

2018年7月25日

            買い置きのソーメンが減る出不精

            日中は外出する気にならない。

2018年7月24日

            冷酒をぶつぶつ呷って暑気払い

            とにかく暑い。

2018年7月23日

            焼き鳥の熱さで暑さ吹き払う

            暑いときは、熱い物も良い。

2018年7月22日

            冷房を付けっ放して 死んだ振り

            日本列島は連日記録的な猛暑。

2018年7月21日

            半端じゃない18インチへ照り返し

            折り畳み小型自転車は、輻射熱をもろに受ける。

2018年7月20日

            我一人影無き道の猛暑かな
             
            道は車だけ、人影も見えない。

            
2018年7月19日

            熱帯夜泣き面に蜂足つらせ

            冷房が原因か?こむら返り。

2018年7月18日

            物好きかうだる暑さにぺだるこぐ

            いくら暑くても足は自転車。

2018年7月17日

            猛暑日や懐涼し冷房代

            エアコンを一日付けっ放し。

2018年7月16日

            せみ時雨終の棲家の岩を開け

            舎弟の四十九日、納骨。

2018年7月15日

           クリームを重ね塗りして日焼け止め

            日本列島は猛暑

2018年7月14日

           吉野路に夕闇深し里帰り

           吉野川経由バスで帰る

2018年7月13日

        
唐土に誰が止めるか雨止まず

            明日は一時帰国。
2018年7月12日

            つばくろの低く足元掠め飛ぶ

            低気圧は続くのか

2018年7月11日

            夏小雨涼みがてらに濡れて行く

            まだ天気ははっきりしない。

2018年7月10日

            長雨も去って大陸透き通る

            日本の梅雨も明けたか?

2018年7月9日

            芍薬も最後の夏か艶姿

            腰もしっかり伸びている。

2018年7月8日

            大陸も日本も雨雲一つ屋根

            日本は記録的な豪雨らしい

2018年7月7日

            織姫の涙か天の川閉ざし

            川が閉じたからの雨か。

 
2018年7月6日

            にわか雨相合い傘の好意受け

            雨もまた楽し。思わぬ出会い。

2018年7月5日

            噴水に集う踊りの日が暮れて

            公園は夕涼みの人で賑やかだ。

2018年7月4日
            
            焼き茄子の寡料理や人恋し

            一人がいいよと強がる男(豊予海峡)

2018年7月3日

            団扇手にパンツ一つで汗を拭く

            暦は小暑だが感じは猛暑。

2018年7月2日

            寝返りし網戸の風に臍晒す

            室温32度c。

2018年7月1日

            唐土に一音求め夏の宵

            尺八の友達が遊びに来てくれた。

2018年6月30日

            夏風や遠くロシアの熱を乗せ
            
            ワールドカップ一次予選通過。

2018年6月29日

            夏草や百万の同胞越えた浜

            七十年前 、私もここから高砂丸に乗り引き揚げた。

2018年6月28日

            渤海の磯の香りや蝦蛄食す

            興城は渤海湾を一望する。

2018年6月27日

            興城に古琴を賞でる夏の宵

            古城興城に古琴を弾く友人を訪ねた。

2018年6月26日

            芍薬も立ち疲れたか昼下がり

            座る牡丹が席譲り

 
2018年6月25日

            夕涼みワルツのステップ老い見せず

            公園で、老若男女ダンスに興じている。

2018年6月24日

            厨房のごみ捨て蠅の塒絶つ

            蠅は減ったがまだ居る。

2018年6月23日

            連日の暑さ封じや瓜かじる

            まくわうりの季節。

2018年6月22日

            ぽっくりを願えど短い夜が明ける

            幸い健康を感謝す。

2018年6月21日

            北国は白夜か短い夜が明ける

            今日は夏至。

2018年6月20日

            猛暑日や工事現場の朝早し

            日中最高気温36度c
            
2018年6月19日

            菜園の葱お裾分け面ゆでる
            
            空き地で作っている葱を頂いた。

2018年6月18日

            端午節軒に蓬や部屋香る

            今日は旧暦の5月5日。軒に蓬を吊す習慣がある。

2018年6月17日

            父の日の思わぬ電話驚かす

            中国も父の日は祝う。中国が本場か?

2018年6月16日

            出不精の足引き留めるにわか雨

            最近よく降る
            
2018年6月15日

            夏小雨泥濘残しビル現場

            この時期やはり雨は降る

2018年6月14日

           小雨降る夏でも寒いよいよいよい

           思わずセータを取り出した。


2018年6月13日

                
空梅雨や恵みの湿り葱青し

                
この時期やは雨は降る。

 
2018年6月12日

            米朝で晴らしてくれるか核の梅雨

            シンガポールで米朝会談が行われた。

            
2018年6月11日

            憂い無し網戸工事で蚊に備え

            蚊はまだだが、蠅が飛びだした。

2018年6月10日

           夏小雨冷え込みや急上着着る

           夏でも寒暖の差がある。

2018年6月9日

           朝粥の売り声競う鳥の声

           人も鳥も生き生きとしている。

2018年6月8日

           夏日の出明け六つ東の空白し

           日が長くなった。

2018年6月7日

           いつまでも吹いてくれるか初夏の風

           気温28度c。湿度60%。快適だ。

2018年6月6日

           空梅雨や唐土遍路の歩く道

           中国に梅雨は無い。

2018年6月5日

           菜園に種蒔く人か畝揃え

           アパートの空き地には、かなり広い菜園がある。
           
2018年6月4日

           冷房のメトロで居眠り乗り過ごす

           もう真夏日だ。

2018年6月3日

           日射し伸ぶ広場にダンス集う人

           最近は社交ダンスが主流だ。

2018年6月2日

           朝日射す巣立ちの雀も大兄(おせ)らしく

           巣立ちの雀の声も大人びた。

2018年6月1日

           唐土に舎弟の訃報五月尽

           弟が、昨夜亡くなったとメールが来た。

2018年5月31日

           パラソルや緑に映える昼下がり

           急に暑くなった。

 
2018年5月30日

           五月晴れやっと治った腰伸ばし

           ストレッチの失敗。自然治癒を感謝。

           
2018年5月29日

           雷(いかづち)を伴い唐土五月雨(さつきあめ)

           ここの五月雨は、大陸的だ。。

2018年5月28日

          老犬や尾を垂れしょぼくる走り梅雨

          中国に梅雨は無いが、今日は小雨。

2018年5月27日

          生い茂る緑や時の流れ知る

          ついこないだまで寒かったのに。

 
2018年5月26日

         米朝の間で揺れる五月空

         米朝会談は、紆余曲折の中にある。

2018年5月25日

         目の毒かショートパンツに風薫る

         本夏初登場ミニスカー。

 
2018年5月24日

         ただ痛し五月の夜明け魔女憎し

        金秋医院に行く。MRI検査異常なし。

2018年5月23日

        風薫るいつもの道に同じ女

        毎朝何故か時間がずれても同じ人に会う。
     
2018年5月22日

        アイウエオ日本へ巣立つ鳥の声

        新しい日本の生徒が入学してきた。

2018年5月21日

        声だけの雀の巣立ち散歩道

        声はすれども姿は見えず

2018年5月20日

        若緑隣人集いてバーベキュー

        空き地で何組かの家族が野外パーティーをしている。

2018年5月19日

        柳綿運ぶ空気や頬を撫で

        風も暖かい。

2018年5月18日

        ワンちゃんもクールビーズか胴着脱ぎ

        お散歩のワンちゃんも、ちゃんちゃんこは着ていない。

2018年5月17日

        散歩道柳の綿の雪の中

        柳絮の季節。

2018年5月16日

        朝の服昼脱ぎ捨てる菖蒲月

        一日の間で着替えが忙しい。

2018年5月15日

        八十三五月の空に馬齢積む

        今日から満で八十三才

2018年5月14日

       新緑や笛の音にも命増し

       最近尺八がよく鳴る

2018年5月13日

       アカシアの庭に石蹴り遊ぶ子ら

       中国は子供の天国だ。

2018年5月12日

       年やなあ若葉の道に魔女の杖

       腰痛をこじらせた。

2018年5月11日

       五月雨や鼠がしょんべんして逃げる

       雨と言うにはあまりに些少

 
2018年5月10日

       五月晴れセーターの袖をたくし上げ

      夏とはいえ、まだセーターは放せない。

2018年5月9日

      新緑や一月見ぬ間に何処に居た

      雪が残っていたのに、今はもう夏だ。

2018年5月8日

      迎春花去って菖蒲の迎え受け

      一ヶ月の間に、迎春花は散って菖蒲が咲いていた。

      
2018年5月7日

      童心で粽頬張る飯がわり

      懐かしい。粽を売っていた。

     
2018年5月6日

     春過ぎて唐土へ飛ぶ渡り鳥

     季節外れか、変な渡りか中国へ帰る。

2018年5月5日

     静けさや童の声無き子供の日

     やはり少子高齢化か?

2018年5月4日

     五月晴れ何処へ行くのか遍路笠

     お遍路さんの季節。

2018年5月3日

     憲法を守れ平和の日に思う

     戦争は絶対に嫌!

2018年5月2日

     毎日が大型連休また休み

     退職後は休みしか知らない毎日。

2018年5月1日

     爽やかな暑さや平成クールビズ

     クールビズは季語か?

2018年4月30日

     鯉幟探して分け入る山の道

     最近は町の中では鯉幟を見なくなった。

2018年4月29日

     連休は真夏の暑さで幕を開け

     今日の最高気温は27度c

2018年4月28日

     雑草と呼んでくれるな芝ざくら

     こんな花でも立派な名前がある。

2018年4月27日

     慎ましく軽口叩く春の宵

     セクハラと言われたくない軽い口

    
2018年4月26日

    春風に吹かれシーソー童歌

    公園に子供の声。いいものだ。

2018年4月25日

    髪切って髭剃って春やいい男。
   
    最近は散髪もこまめにする。

2018年4月24日

    ほかほかとほっぺたで聴く春の音

    春が全身で聞こえる。

2018年4月23日

   名も知らぬ花や小さき庭に咲く

   雑草というにはあまりも可愛い草花

2018年4月22日

   列島に気まぐれの夏高気圧

   一部30度の土地があった。

2018年4月21日

   烏鷺の友訪ねて石手の寺に春

   久し振りで友人の碁会所へ行く

   
2018年4月20日

   遍路笠タンポポの道に汗拭い

   真夏の陽気

2018年4月19日

   雨を待つ筍の芽や薮の中

   尺八の材真竹探して竹藪へ

   
2018年4月18日

   冷や水か八十路のペダル春の坂

   まだ自転車は放せない。

2018年4月17日

   寝たきりの友の枕に春日射し

   友は胃瘻の手術をして物は言えないが、良い目をしている。

2018年4月16日

   春冷えや川面の風に背を丸め

   日本の春も寒い日がある。

2018年4月15日

   暑くなし寒くもない道山躑躅

   最高のサイクリング日和

2018年4月14日

    春風や鯨潮吹く桂浜

   桂浜からの太平洋の眺めは壮観

2018年4月13日

   土佐を旅ハイビスカスの迎え受け

   南国高知はハイビスカスの花盛りだった

2018年4月12日

   春風や日中の曲を吹き交わし

   張さん、大萩さん二人の名手で尺八の競演

2018年4月11日

   春凪や国宝の旅大山祇 

   しまなみ海道を遊ぶ

2018年4月10日

   唐土の友遠く来て春の空

   張聴氏を迎えて関空へ

2018年4月9日

   春風や伊予路りんりん鼻に汗

   日本は汗ばむ陽気。

  
2018年4月8日

   雪の中飛んで花散る国に降り

   瀋陽は早朝零下、日本は桜も終わっていた。

   
2018年4月7日

   渡り鳥日本への旅凍る息

   三ヶ月ぶりのに本へ

2018年4月6日

   戻り冬清明節は雪の中

   清明節の時期は寒いという言い伝えがある。

2018年4月5日

   時ならぬ小雪混じりや桃の花

   桃の開花にはこの寒気の刺激が要ったようだ。

2018年4月4日

   瀋陽も一夜見ぬ間の桃の花

   蓋州と瀋陽は300キロくらい離れている。

     
2018年4月3日

   遼南や柳に緑桃の花

   所用で蓋州に行ってきた。ここは少し春が早いようだ。
   
   
2018年4月2日

   股引も薄くなりけり足軽し

   朝夕はまだ股引が欲しい。

2018年4月1日

   剪定の刃先に宿る春の露

   お年寄りの男性が、庭木の手入れをしていた。

2018年3月31日

   春風やゴビの薫りがそよぐ中

   これぞ春の薫りだ。

2018年3月30日

   囀りや途切れる間なし和む陽に

   すっかり春だ。

2018年3月29日

   暖房の煙も消えて春の空

   それでも室温30度ある。

2018年3月28日

   国会に春の嵐や茶番劇

   役者はしたたかな官僚と、ボロ政治家。

2018年3月27日

   枯れ枝に瞳を凝らす小さな芽

   もうすぐ緑だ。

2018年3月26日

   洗濯もパリッと乾く春日射し

   ベランダは暑いくらい。

2018年3月25日

   脱ぎ捨てたシャツをまた着る昼下がり

   一日の中でも寒暖の差は大きい。

 2018年3月24日

   小朋友去って春の嵐過ぎ

   中国の子供達が遊びに来てくれると、一騒動

   
2018年3月23日

   マフラーをかなぐり捨てる陽気かな

   手袋も外した。
   
2018年3月22日

   埃拭き陽気取り込む窓の外

   久し振りで窓を開け放った。

2018年3月21日

   三日月に隠れて猫の忍ぶ恋

   猫にも春が来たようだ。

2018年3月20日

   暁を覚えぬ眠り床の中

   春眠暁を覚えず。春は眠たい。

2018年3月19日

   つむじ風ゴビの薫りを乗せて舞い

   春はこの風から

   
 2018年3月18日

   地球儀を撫でて夢見る春の旅

   世界一周の夢はまだ捨てていない。

2018年3月17日

   小走りに走りたくなる道に春

   暖かくなると身も軽

2018年3月16日

   ぬかるみや戻ってきたか仮の春

   昨日の雪はもう溶けた

2018年3月15日

   足踏みの春か柳に雪降らせ

   春は一直線には来ない。

2018年3月14日

   空重し春の兆しか砂の色

   ここの春は、砂風から始まる。

2018年3月13日

   吹き抜ける風暖かし鳥の声

   小鳥も春を待っていた。

 2018年3月12日

   白茶色根雪もまばら春の道

   根雪も溶け始めた

2018年3月11日

   春を待つまずゴキブリが目を覚まし

   のろのろと、ゴキブリが動き始めた。暦の啓蟄は一昨日。

2018年3月10日

    大陸に少年の薫り春の風

  
 ここ旧満州は、私の第二の故郷だ。

2018年3月9日

   一日やまた一日や春遅し

   やはり本格的な春が待ち遠しいこの頃。

2018年3月8日

   春や雪またぬかるみを繰り返す

   溶けては凍る春の雪。

2018年3月7日

   どこまでも変わらぬ車窓や春の風

   時速300キロの列車の車窓の景色が、がどこまでも変わらない。

2018年3月6日

   幼子のイエイエハオに春の笑み

   イエイエハオは中国語で「おじいちゃんこんにちは」

2018年3月5日

   ぬかるみに厚き氷や春遠し

   溶けて凍って、三寒四温を繰り返す。

2018年3月4日

   なまぐさし風に黄砂を予感する

   防風林のポプラを根こそぎに倒す黄砂も近い。

2018年3月3日

   カーテンの日射しにちらり春の影

   少し日射しが伸びてきた

2018年3月2日

   少年の甘さや元宵団子食う

   子供の時食べた元宵団子は、こんなに美味い物はないと思った。

2018年3月1日

   王さんを待たせた雪溶け迎春花

   春の三月雪溶けにお嫁に行きます隣村王さん待ってて頂戴ね。
   
2018年2月28日

   戻り冬白一色の春の雪

   消えたかと思ったら、雪は足踏みしていた。

2018年2月27日

   暖冬やぬかるみもなく雪が消え

   ぬかるみは春の象徴だったが、雪そのものが少なくなった。

2018年2月26日

   花咲かぬ八十路の春や一人酒

   一人も良いものだ。負け惜しみでなく。

2018年2月25日

   ベランダの日射しとともに腰も伸び

   春だ。体調も良い。

2018年2月24日

   春進む窓に朝日が忍び足

   春が実感できるところまで来た。

 
2018年2月23日

   故郷は椿さんかな春うらら

   今日は陰暦1月8日。松山は椿さん。本格的な春。

2018年2月22日

   排煙か霞か春の陽は暗し

   今日から御用始めの工場も少なくない。

2018年2月21日

   鳴りやまぬ未練の爆竹春の宵

   春節は終わったはずだが・・・?

2018年2月20日

   春節も最後の爆竹幕閉じる

   今日は陰暦1月6日。俗に言う「破五」。松の内は終わる。

2018年2月19日

   地下鉄もいつもの満員春近し

   今日は月曜日、平常が戻りつつある。

2018年2月18日

   春節も終わり通りに車増え

   アパートの駐車場も帰省戻りの車が増えている。
2018年2月17日

   春節の休み青空取り戻し
  
   工場は春節長期休暇。瀋陽の空は青かった。

 
2018年2月16日

   爆竹に追われて鬼の居場所無し

   春節は、外国人にとって必ずしも快適ではない。

2018年2月15日

   年明けていつもの朝に気を澄ませ

   今日は春節。いつもの朝だが少し違う。今日から中国では84才。

2018年2月14日

   福の字を逆さに貼って春招く

   明日は春節。玄関に福の字と対聯を貼って飾る。

2018年2月13日

   腰痛を欺し欺して春を待つ

   按摩は上手だったが、まだ痛い。

2018年2月12日

   魔女の杖按摩通いの凍る道

   腰痛は辛い。柔軟体操の失敗。

2018年2月11日

   亡き母の祥月命日春浅し

   72年前の今日、敗戦の翌年、母はこの地で30才の若さで夭折した。

2018年2月10日

   久々の湯船に浸り仮の春

   一ヶ月振りで風呂に入った。


2018年2月9日

   温い朝夢は地球を駆け巡る

   少し暖かいと世界一周の虫が目を覚ます。

  
2018年2月8日

   暖房の煙棚引く春遠し

   寒暖を繰り返すが春はまだまだ。

2018年2月7日

   台湾に地震の知らせ寒い朝

   被災者の無事を祈る

2018年2月6日

   香り良し寒さも楽し五糧液
   
   思いがけぬ寒中見舞い。高級白酒。

2018年2月5日

   風寒し血圧の敵ドアの外

   急激な寒気の変化は血圧に悪い。

  
2018年2月4日

   名ばかりの春に吐く息凍る朝

   今日は立春。最低気温-23度。

2018年2月3日

   着ぶくれのメトロで席を譲られて

   中国は年寄りに席を譲るのは常態化している

2018年2月2日

   亡き妻の祥月命日風寒し

   丁度12年前の今日だった。

2018年2月1日

   ベランダの洗濯物に小春の陽

   寒中束の間の春。

2018年1月31日

   暖房の煙真っ直ぐ陽もうらら

   今日は無風温暖。

2018年1月30日

  氷割る童の横で千鳥足

  路面の氷はまだ厚い。

2018年1月29日

   小春日や故宮の庭に腊八の陽

   腊八は旧暦の12月8日。今日から日射しが少しずつ緩む。
     
2018年1月28日

   三千里孫の電話に春想う

   今日は孫の誕生日。日本も春も遠い。

2018年1月27日

   チャンネルは何処も寒波と雪ばか

   寒波の襲来も大陸的だ。

2018年1月26日

   寒空や煙もくもく墨絵画く

   暖房の煙はまた大気汚染の元兇でもある。

2018年1月25日

   冬将軍お疲れですか朝日射す

   それでも外気温度は-16度。

2018年1月24日

   大寒の暦に嘘なし凍る朝

   大陰暦から生まれた24節季は、季節と符号する。

2018年1月23日

   招かざるシベリア寒流長逗留

   今日の瀋陽の最低気温-27度。

2018年1月22日

   シベリアの寒流に乗り朝の風

   今日の寒さは厳しそう。

2018年1月21日

   寒波来る記録尽くしの零下の日

   漠河(中国の北極)は零下46・5度。

2018年1月20日
   
   寒さ慣れ零下の風に頬まかせ

   慣れると冷風も心地よい。

2018年1月19日

   南極で越冬するか重装備

   これ以上寒くなったら何を着たらよい。

2018年1月18日

   朝日待つ枯れ枝飾る白き花

   街路樹の霧氷。短い寿命。

2018年1月17日

   葱トマト茄子芋卵15元

   日本円にして200円ほど。日本なら1000円はする買い物。

2018年1月16日

   ハルピンのお国自慢は雪まつり

   生徒は中国各地から来ている。

  
2018年1月15日

   朝焼けや東の空に故郷思う

   東方遙拝と言えば時代錯誤か。

2018年1月14日

   時ならぬ窓のひだまり緩む朝

   外気温度零下1度c。今日は暖かい。

2018年1月13日

   国越えて手談の後の酒を酌み

   遼寧企業家囲碁大会に招かれる

2018年1月12日

    ヒサシブリ日本語授業の年始め

   今日からまた、日本語教師生活が始まる。

2018年1月11日

   この寒さ面の皮をも引きつらせ

   気温-15度c。自慢の面の皮ももたない。

2018年1月10日

  白銀や車の屋根も野っ原も

  昨夜来の雪で、空気も澄んで白銀の世界。

2018年1月9日

  海一つ春から冬へ首すくめ

  関空+3度、瀋陽ー6度。最低気温-22度c。

2018年1月8日

  旅立ちの防寒靴を締め直し

  今晩船で関空、明日から中国。

2018年1月7日

  膏薬を重ね張りして腰伸ばし

  やれやれ今年もどうなるか。

2018年1月6日

  
新年や集う八十路の爺と婆

  今年最初の高校同窓会があった。

2018年1月5日

  冬景色共に見る人既に亡く

  亡妻の13回忌をした。

 
2018年1月4日

  しめ縄も外しごみ捨て事始め
  
  今日からゴミ回収車も来る。

 
2018年1月3日

  正月の残りをつつき一人酒

  酒は一人に限る。

2018年1月2日

  松の内おせちに雑煮パンシロン

  ついついご馳走を食べ過ぎる。

2018年1月1日

  音凍る静かな朝や年始め
  
  良い正月だった。

2017年12月31日

  来年も生かしておくれ除夜の鐘

  健康をのみ願う。

2017年12月30日

  何事もなく年過ぎてすす払い

  一年の無事と健康を感謝する。

2017年1月29日

  客一人電車の窓に障子山

  昼間の郊外電車はのんびりしている。

2017年12月28日

  人生の冬寝たきりの頬に笑み

  私は寝たきりが単純に不幸とは思わない。

2017年12月27日

  年の瀬や賀状書き終えやっと過ぐ

  毎年のことだが・・・。

 
2017年12月26日
  
  北風に背中押されて散歩道
  
  日本もそれなりに寒い。 

2017年12月25日

  焼き鳥や蓮根皮肝餅ベーコン

  この時期焼き鳥に限る。

2017年12月24日
  
  聖し夜平和の願い遙かなり

  エルサレムにまた新たな火種。

2017年12月23日

  寝返りを繰り返し打つ長き夜

  今日から少しずつ日が長くなる。

2017年12月22日

  憚りつジャンボの列の尻に付く

  やはり少し恥ずかしい。

2017年12月21日

  小春日やペダル漕ぎ漕ぎ道後の湯

  今日は暖かい。やっと落ち着いた。

2017年12月20日

  日めくりを一枚めくって三日過ぎ

  なにをやってもとろい。日ばかり過ぎる。

2017年12月19日

  気ばかりがそぞろ歩きの年の暮れ

  まだビザの処理が終わらない。

2017年12月18日
  
  慌ただし今日の始まり袖畳み

  今日も忙しい。さあパジャマをキチンと畳んで・・・。

   
2017年12月17日

  寒酒や六十年の暖簾かな

  久し振りで夜の飲み屋街に出る。

2017年12月16日

  じゃこ天やこれ食いたくて里帰り

  じゃこ天は、我が古里伊予の味。

2017年12月15日

  あの人も訃報を重ね葉書書く

  今年も多くの知人友人が亡くなった。

2017年12月14日

  寿司食えば日本の味や義士祭り
  
  何故かたっぷり日本を感じるひととき

2017年12月13日
  
  ふるさとや惰眠にうどんに一人酒

  久し振りの日本は、やはりふるさと。

  
2017年12月12日
  
  行く帰るどちらでもない渡り鳥


  ビザの関係で今日から一時帰国。

 
2017年12月11日

  木枯らしや流し待つ間の頬を切る

  ここの寒さは痛い

2017年12月10日

  一日が重たい冷たい年の暮れ

  なんとなく気が重いことが多いこの頃。

2017年12月9日

  不精者しなびた茄子でお番菜

  冷蔵庫に茄子が残っていた。

2017年12月8日

  暮れ近し一期一会の講義する

  ビザの関係で、最後の授業になるかもしれない。

2017年12月7日

  瀋陽はやはりワンタン老龍口

  久し振りに瀋陽に戻っての実感老龍口は瀋陽の地酒。

2017年12月6日

  杜甫草堂踏み重ねゆく銀杏の葉

  銀杏は成都市の市樹。そこはまた歴史と文化の里。

2017年12月5日

  遠く来てパンダの里や風寒し

  パンダ公園遊覧

2017年12月4日

  四川鍋麻婆豆腐に五糧液

  土地の名物要理と土地の銘酒で四川棋院の接待を受ける。

2017年12月3日

  成都暮る時節知らずのスモッグと
 
  好雨時節を知る、雾霾時節を知らず。(雾霾はスモッグの中国語)

2017年12月2日

  青い目と日本の爺が烏鷺の秋

  重慶で行われた国際囲碁大会に参加した。
  
2017年12月1日

  赤門の古刹江南秋深し

  ここ江南はまだ秋だ。

2017年11月30日

  呉清源落葉三年菊薫る
  
  福州で行われた呉清源三年忌に参加した。

  漢俳
  題 呉清源三年忌

  福州爽秋天     福州秋天爽やかなり
  落葉三年呉清源    落葉三年呉清源
  山腹菊花薫     山腹に菊花薫る

  
2017年11月29日

  寒風を突き破りけり独楽の鞭

  公園で、ビール瓶大の大きな独楽を回している。


2017年11月28日

  暖炉端中式按摩に身を任せ

  月に一度は全身をもみほぐして貰う。

2017年11月27日

  昨日またかくてありけり日暮れどき

  明日もまたかくてありなんことを願う。

2017年11月26日

  パイカルとナッツを友に夜深し

  異国暮らしをしみじみと思うひととき。

2017年11月25日

  起き辛しこぶら返りの冬の朝

  水分の補給を怠ると、足がつる。

2017年11月24日

  明けやらず二番寝入りの尿する
  
  最近は、一度は小用に起きる

2017年11月23日

  襟巻きも完全武装の仲間入り

  手袋をすぐ忘れる。

2017年11月22日

  激辛の重慶面で風邪封じ
  
  香辛料は、胃袋から暖めてくれる。

2017年11月21日

  くぐもりて丸き柳や葉を落とし
  
  烈風の中、小さい柳は球形で風圧面積を最小にする。

2017年11月20日

  犬の糞猫が跨いで吹きだまり

  犬猫の公衆便所は自由席。
  
2017年11月19日
 

  ワンタンの湯気けむらせる眼鏡拭き

  朝の外食の食堂の熱気はワンタンだけではない。

 2017年11月18日


  急ぎ足防寒帽の耳おろし

  私の耳たぶは、寒さに弱い。

 2017年11月17日

    初霜やよちよち歩きの四股もどき

   年寄りは転ぶのが怖い。

 2017年11月16日

  焼き芋の香り路地裏息白し

  焼き芋は安くて美味しい。大きいので5元。(80円弱)

 2017年11月15日

  小春日や胴衣のチワワとちゃんちゃんこ

  中国もペットブームである。

 2017年11月14日

  招かざる客木枯らしにセロテープ

  北向きの部屋は目張りが要る。

 2017年11月13日

   包丁の背で叩き割りくるみ食べ

  くるみは特に旨くもないが、食べ飽きもしない。

 2017年11月12日

  寒風やとぎれとぎれの鳥の声

  昔あんなに居た雀は、どこへ行ったのだろう。

 2017年11月11日

  北風や押し開ける戸を押し返し

   寒気に向かってアパートのドアを開けるには、気合いが要る

 2017年11月10日

  病葉を拾い集めて書に挟み

  短い秋に病葉も早い。

 2017年11月9日

  小春日や久しく閉じし窓を開け

     三寒四温を繰り返しながら冬は深まる。 

 2017年11月8日

  果てしなくただ空青く月白し

  広域大陸性高気圧は、全空に青いドームを作る。

 2017年11月7日

   寝て食べて出して終日冬籠もり

  インターネット碁に熱くなる。

 2017年11月6日

  肉饅に一汁一菜豆腐汁

  朝食は、毎朝近くの「早餐」(朝食専門店)で食べる。

2017年11月5日

  湯沸かし器加湿器代わりにたぎらせる

  冬の湿度は低い。時に20%以下に下がる。

 2017年11月4日

   買いだめの即席餃子をチンで食べ

   冷凍餃子は意外に美味しい。

 2017年11月3日

  柿買えば勤め帰りの日は暮れり

  5時「下班」(勤め終わり)。日暮れは早い。

 2017年11月2日

   重ね着のまたまた一つ重ねけり

  一日の間でも温度差は激しい。土地の人も頻繁に脱ぎ着する。

 2017年11月1日

   床暖に騙されゴキブリ目を覚まし

  11月1日から「地熱」(床暖)が入る

 2017年10月31日

  散り急ぐポプラ並木に息凍る

   ここで言うポプラは楊樹。防風用に道路沿いに植えられている。

 2017年10月30日

   白菜の枕を並べニーハオマ

   白菜は当地の貴重な保存食である。保存前に干してある。

 
 

一句成仏  2017年12月10日 日 愛媛新聞へんろ道掲載

 どちらかというと、殺伐とした中国東北地方の風物は、俳句と無縁の世界だと思っていた。しかしある日、中庭に保存用の白菜が干されて居るのを見て、「白菜の枕を並べニーハオマ」と呟いたら、これはどうも俳句もどきなのだ。

 ご多分に漏れず、私も最近は難しい言葉は出てこない。季語を軽視しているのではないが、元々詳しくないせいもあり、ここに適当な季語が思い浮かばない。

 外の宇宙も無限なら、内なる自己もまた限りが無い。その内なる自分と向かい合うのが季節感であり、季語はそこに介在する物だと思っている。ならば季語も又、その地に応じて無限であっていいはずだ。

 さて講釈はともかく、俳句もどきに味をしめて自分のHP(けんさん)に「瀋陽駄句日記」なる物を一日一句で書き始めてみた。左の脳が衰えて、記憶力が減退した分右の脳のスペースが出来たのか、独り言がそのまま五七五になり、滑り出しは好調である。

 一日一句。明日はまた明日の感性が生まれるのを期待しながら毎日書いてみよう。

 一日一句が、週一句になり、月一句になり・・・。その内本当に一句成仏。南無合掌。