関門編

518日 火曜 晴曇

 今日は天候が良く順調に走り出す。昨日戻った峠の宿を越えて所で、昨日色々と話してくれた婆さんに出合う。ペンション族の宿賃の事をきかれたので、六千五百円だったと話たら、それは高いもっと安い筈のとの事。それだったら家で泊めて上げればよかったとの事。

日中は気温が上昇して、眠気がして閉口した。今日は坂道の事は考えていなかったが、意外と大きな坂で疲れた。とくに萩市と長門市の間の坂道はあまりの長さにうんざりした。然し下りはあっという間に終わる。今日の宿探しは中々大変。いつもの事ながら骨が折れた。途中で昌子より電話が来た。もう少しで下関へ着く予定。今日の泊まりは長門市の潮陽館を漸く探し当て泊まる事になった。

山口県長門市深川町 潮陽館

 

519日 水曜 曇後雨

 朝のうちは曇りで少し涼しい位なので、爽快に走り出す。然しいつもの事ながら、坂道にさしかかる。一度目の坂道は少し短めだったが、二つ目の坂は些か長めでうんざりした。途中から雨が降り出す。始めのうちはほんの小雨でぬれない程度だったが、丁度昼食を食べた後から本格的な雨となり、合羽を着て走る。やがて下関近くになる。どうして関門海峡を渡ればよいのか分からず閉口した。とにかく人に聞くしかないので、次から次と聞きながら走る。そして車道と歩道が別々になってしまい、どこをどう行ったらよいのか分からなくなり、思案していると一人の婆さんが通りかかったので、道を尋ねたら、この坂道を登ったら、急な下り坂を下れば、関門海底トンネルの入り口に出るとの事なのでそのとおりに行くと、海岸に沿ったT字路に着く。然しトンネルの入り口はどこにあるのか分からない。とその時中年の男性が来たので、トンネルを通って九州へ行きたいのだがと尋ねると、その男性が僕も九州へ行くところなので一緒に行こうと言うので、これはよかったと思った。ついていくと、ちょっとした建物の前に着くと、此処がトンネルの入り口だと説明してくれた。歩行者は無料だが、自転車の場合は通行料20円との事で、それを支払って建物の中に入ると、そこは大きなエレベーターだった。エレベーターで海底に下りトンネルを走ってまた向こうのエレベーターで陸上に出るという仕組みになっていたので、いささか驚いた。門司側に着いたが、宿を探さねばと思い、関門海峡自動車道の橋脚の近くに宿が見つかり一案心。途中で加藤さんから電話があったが、途中なので後からという事で切る。その後電話はこなかった。宿に着いてから長谷川さんより電話があった。嬉しかった。新聞で状況は見ているとの事だった。その後で、恵一からも電話があった。

 門司区社会福祉協議会直営の、めかり会館宿泊。

トンネル入り口名前不明
同上
想郷トンネル
萩市から長門の海岸景勝地(1)
萩市から長門の海岸景勝地(2)
萩市から長門の海岸景勝地(3)
萩市から長門の海岸景勝地(4)
萩市から長門の海岸景勝地(5)
萩市から長門の海岸景勝地(6)
萩市から長門の海岸景勝地(7)
萩市から長門の海岸景勝地(8)
萩市から長門の海岸景勝地(9)
萩市から長門の海岸景勝地(10)
玉江トンネル
山間の段々田んぼ
山間の集落
海岸の風景(1)
海岸の風景(2)
海岸の風景(3)
海岸の風景(4)
海岸の風景(5)
海岸の風景(6)
海岸の風景(7)
海岸の風景(8)
関門海峡の橋
次へ
目次へ